銀行に返済減額を交渉する理由、資金繰りを楽にするリスケでも書きましたが、その場合、銀行と交渉して、毎月の返済金額を少なくしてもらう返済条件変更交渉、いわゆるリスケジュール交渉を行います。
私の会社、株式会社フィナンシャル・インスティチュートにご相談にこられる企業の9割は、資金繰りのご相談です。
毎月の支払いの中で、融資返済が占めるウェートは高く、リスケジュールを行うことによって、企業の資金繰りは一気に楽になります。
そこで「自社はリスケジュールすべきか」が、大きなポイントとなります。
「リスケジュールを行うと、二度と銀行から融資を受けられなくなる。」という大きな誤解が、中小企業経営者の中で蔓延しています。
二度と融資が受けられないわけではなく、リスケジュールを行っている間は、リスケジュールを行っている銀行において、融資が受けられないにすぎません。
まずはリスケジュールを決断する前に、取引している全ての銀行で、融資が受けられないか「ダメもと」であたってみてください。
そして、全ての銀行で断られたり、融資が受けられたとしてもわずかの金額であったりすれば、そこでリスケジュールを決断するのです。
「リスケジュールを行うと、二度と銀行から融資を受けられなくなる。」という誤解を持っているということは、少なくても、自己破産を考える前に何とかしたい!という思いがまだあることの裏返しです。
よって、高金利負担が体力を蝕む赤字原因をさらにひどくして、倒産企業にみる借入返済の仕方である、
20%以上の金利で借りて、5%以下の銀行融資の返済にあてている
のであれば、「二度と」「一生」、融資が受けられないわけではないこと、自己破産はしたくない!という思いが少しでもあれば、いますぐ銀行を怖がらずリスケの行動に移すべきです。
資金繰りが苦しい時の支払い順序を踏み外し、リスケジュールはやりたくないという経営者がいる一方、融資を受けられるかどうか試みてもいないのに今返済が大変だからと、すぐにリスケジュールを行おうとする経営者もいます。
リスケジュールを決断する前に、まずは取引銀行全てに、融資を申込んでみてください。そして各銀行がどういう反応をするかが、リスケジュールを決断するかどうかのポイントとなります。
いずれにしても99%の経営者にとってはリスケジュールは初めての経験なので、判断に迷ってしまうのは当然でしょう。
そこで、私たちのような専門家に相談されるか、無料レポート「倒産寸前だった533社のうち528社 - 会社再生の道筋をどうやってつけたのか」の中でも、リスケのタイミング、心構えなどを事例に沿って解説していますので、身に覚えのある経営者は確認してみてください。
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