現金預金がなくなってしまう日が、いつかやってくることになり、企業 倒産
と書きましたが、そうならないように、リスケジュール、つまり、毎月返済金額を減らすことが一つの方法としてあります。
例えば、上記企業の毎月返済金額を、1百万円→0.4百万円、つまり40万円に減らすことができれば、年間返済額は4.8百万円になります。
そうすると、
・ キャッシュフロー 5百万円 <年間返済額 4.8百万円
となり、1年後も現金預金が減らない、ということになるほか、経営努力により当期利益が2百万円→9百万円になれば、減価償却費3百万円と合わせて、キャッシュフローは12百万円となり、
・ キャッシュフロー 12百万円 =年間返済額 12百万円
となり、1年後も現金預金が減らない、ということになります。
企業が、資金繰りを安定させるためには、まずは収益性を改善し、キャッシュフローを年間返済額以上にすることが必要です。
そうすれば、理論的には新たな借入を行わなくても、資金繰りはずっとまわっていくことになります。(実際は季節の売上変動などにより、借入が必要となる時期があることが多いですが。)
もしくは、新たな借入により、キャッシュフロー不足により減少した現金預金を潤沢にしておくことが必要となります。
それで借入ができなければ、金融機関と交渉して、リスケジュールの交渉を行わなければなりません。
リスケジュールの交渉は、単に返済が苦しいからリスケしたいでは門前払いされますから、銀行とリスケ交渉時の必要書類にもあるように、経営改善計画書と資金繰り表の提出は必須となります。
詳しくは、次号「倒産企業にみる借入返済の仕方」に譲りますが、ただでさえ資金繰りが厳しい状態のうえ、リスケジュールをせず、銀行などから借入ができないといって、金利30%に近い高利借入、もしくはヤミ金などからお金を借りる。
しかも、そこで調達した資金を低利の銀行返済に充当するというのは、感情的には理解できるのですが、火に油を注ぐ結果となります。
そうではなく、「倒産寸前だった533社のうち528社 - 会社再生の道筋をどうやってつけたのか」にあるような手法を使って、新たな借入を行わなくても、資金繰りはずっとまわっていく「借入しない資金繰りで中小企業再生」を可能にします。
リスケジュールで始まる会社再生なのです。
タグ:リスケジュール
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