記事一覧
01. 資金調達を何度も繰り返しているとまた数ヵ月後に資金調達が必要

02. 「資金調達ができない」悩みを断ち切れる3つの財務改善

03. 現金預金が消え資金調達も厳しい/やがて倒産とならない防御策

04. 資金繰りが厳しい原因は高利借入で低利の銀行返済に充当しているから

05. 倒産企業にみる借入返済の仕方は、高利借入で低利の借入返済にまわすこと

06. 高金利負担が体力を蝕む赤字原因/金利負担の是正で赤字解消はできる

07. 経費削減の洗い直しは部門別会計/厳しい資金繰りの原因を把握する

08. 借入限度が超えたときの対策/「融資を受けること」が解決策ではない理由

09. 資金繰りが苦しい時の支払い順序は常に【取引先】優先。そのワケ

10. 資金繰り改善は試算表の作成から/「お金」に甘いから資金繰りが厳しくなる

11. 中小企業の商工ローン利用傾向が資金繰り悪化を助長させている

12. 返済の見込みがないのに借りてしまう商工ローンの怖さは第三者保証人

13. 会社から給料をとってない経営者が銀行に返済減額を交渉する理由

14. 資金繰りを楽にするリスケで「売上向上」に注力。返済は後でも再開できる

15. 破産を防ぐための銀行対策は、経営者の一般の常識(誤解)を捨てることから

16. 粉飾決算による過剰融資の顛末は「過大な支払い利息」で自らの首を絞める

17. 融資ブローカーの餌食となる例/時間延ばしをされ、また別件で二重の餌食に

18. 会社再生に向けた道筋は2つ/リスケと試算表の正確な計上から

19. 会社を立てなおすためには試算表で売掛金と在庫を把握する

20. 相談相手がいない孤独な経営者ほど商工ローンや消費者金融の深みにはまる

21. 試算表・決算書を読めない経営者は社内の不正経理を許し発見時には手遅れ

22. 貸借対照表で丸裸にされる出費をみて愕然とする経営者の脇の甘さ

23. 余剰人員・余剰時間の発生を防ぐ/売上の増減に左右されない経営が可能

24. 銀行を怖がらずリスケジュールを決断する時期を逃すと倒産する

25. 現金預金が消える原因を把握すると企業再生も早くなる

26. 企業再生できる経営者の条件T/赤字原因に対して真剣に立ち向かえること

27. 企業再生できる経営者の条件U/財務・会計を今からでも勉強する

28. 一括返済の融資が返済できない場合、資金繰りがまわる範囲内で分割返済

29. 銀行とリスケ交渉時の必要書類は経営改善計画書と資金繰り表

30. 支払手形の量を減らし倒産回避/手形を切らなければ不渡りにならない

31. 現金の流れを把握する資金繰り表でどんぶり勘定を正す

32. 借入が資金繰りではない/お金を借りる以前にできる資金繰り改善

33. 赤字補填の資金調達をする経営者/末期ガンになる前に返済減額交渉を

34. 経常利益が何かわからないから、赤字受注を頻繁に繰り返す経営者

35. 商工ローンも貸し渋りする理由は上限金利引き下げでリスクに見合わないから

36. 顧問税理士への有効な質問とは「じゃあ、どうしたらいいのですか?」

37. 手元に資金がないなら、まずはリスケで財務を整え銀行取引再開はその後

38. 「銀行が融資をしてくれない」銀行は貸し渋りしているのか?

39. 年商5億円の企業で4億円の借入をして、もっと貸してほしいというのは論外

40. 借入で乗り切れない継続的な赤字なのだから、まずリスケジュールで倒産回避

41. 会社再生の決断を一か月遅れると自己破産、倒産そして待ち受ける孤独

42. 経営者の奥様が泣いている一方で危機意識ゼロの経営者は捨てられる

43. 運転資金が必要なのではなく、赤字補てん資金が必要なとき

44. 損益と収支を混同するな。収支を資金繰り表で毎月把握する

45. 高金利借入で銀行返済する経営者は、銀行返済不能になる前にリスケで手を打て

46. 借入だけでは消えない倒産危機。資金調達で解決と勘違いするな

47. 銀行返済より優先すべき倒産回避。給与遅配は高利借入でなく銀行返済をやめろ

48. ゴールではないリスケジュール。新たな資金調達が無理な企業は今すぐリスケ

49. リスケジュールで始まる会社再生の本番はこれから

50. リスケジュールだけで楽観するな。安心しその後倒産させる経営者は多い

51. 担保不動産を競売から守る方法はリースバック

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資金繰りが厳しい原因

現金預金がどんどん消え資金調達も厳しいで、

現金預金がなくなってしまう日が、いつかやってくることになり、企業 倒産

と書きましたが、そうならないように、リスケジュール、つまり、毎月返済金額を減らすことが一つの方法としてあります。

例えば、上記企業の毎月返済金額を、1百万円→0.4百万円、つまり40万円に減らすことができれば、年間返済額は4.8百万円になります。

そうすると、

 ・ キャッシュフロー 5百万円 <年間返済額 4.8百万円

となり、1年後も現金預金が減らない、ということになるほか、経営努力により当期利益が2百万円→9百万円になれば、減価償却費3百万円と合わせて、キャッシュフローは12百万円となり、

 ・ キャッシュフロー 12百万円 =年間返済額 12百万円

となり、1年後も現金預金が減らない、ということになります。


企業が、資金繰りを安定させるためには、まずは収益性を改善し、キャッシュフローを年間返済額以上にすることが必要です。

そうすれば、理論的には新たな借入を行わなくても、資金繰りはずっとまわっていくことになります。(実際は季節の売上変動などにより、借入が必要となる時期があることが多いですが。)

もしくは、新たな借入により、キャッシュフロー不足により減少した現金預金を潤沢にしておくことが必要となります。

それで借入ができなければ、金融機関と交渉して、リスケジュールの交渉を行わなければなりません。

リスケジュールの交渉は、単に返済が苦しいからリスケしたいでは門前払いされますから、銀行とリスケ交渉時の必要書類にもあるように、経営改善計画書資金繰り表の提出は必須となります。


詳しくは、次号「倒産企業にみる借入返済の仕方」に譲りますが、ただでさえ資金繰りが厳しい状態のうえ、リスケジュールをせず、銀行などから借入ができないといって、金利30%に近い高利借入、もしくはヤミ金などからお金を借りる。

しかも、そこで調達した資金を低利の銀行返済に充当するというのは、感情的には理解できるのですが、火に油を注ぐ結果となります。

そうではなく、「倒産寸前だった533社のうち528社 - 会社再生の道筋をどうやってつけたのか」にあるような手法を使って、新たな借入を行わなくても、資金繰りはずっとまわっていく「借入しない資金繰りで中小企業再生」を可能にします。

リスケジュールで始まる会社再生なのです。



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